HONUMIスーパーナチュラルシステムと一般的な水槽の

生簀の作り方の比較

飲食店や旅館に生簀を作って「お客様に新鮮な魚をアピールしたい」「魚介をできるだけ長い期間ストックしたい」とお考えの方に、HONUMIスーパーナチュラルシステムを使用したスーパーナチュラルシステム生簀の作り方と一般的な生簀の作り方を比較してご説明いたします。

生簀の作り方

1生簀に入れたい生体を決める

入れたい生体によって、水槽を分ける必要がありますので注意が必要です。

魚介は生息地域の違いにより、水温設定が変わってきます。例えば、北海道で10℃以下に生息するホタテと、本州で15℃以上で生息するアワビでは、水温が違うため同じ水槽に入れることができません。

さらに、食物連鎖も考えなくてはなりません。例えば、タコは伊勢海老を捕食しますので、タコと伊勢海老は同じ水槽に入れることができません。

まずは入れたい生体を決め、必要分の水槽を用意するようにしましょう。

魚イメージ

2水槽のサイズを選ぶ

生体の数、収容量(g)を考えて水槽のサイズを選びます。

入れたい生体が水槽+濾過槽の水量の1.5%以下になるように水槽を選びます。
スーパーナチュラルシステム生簀
入れたい生体が水槽の水量の3%になるように水槽を選びます。
水槽イメージ

60cm水槽の場合

車海老1匹:約25g

一般的な生簀の解説
スーパーナチュラルシステム生簀
スーパーナチュラルシステム生簀の解説

生体が重なり合ったり圧迫されるようなサイズや数量の場合は、収容率にかかわらずストック量の調整が必要です。

3水槽と必要機材を用意して設置する

活魚水槽の善し悪しは、臓部である浄化部分の違いが全てと言っても過言ではありません。一般的な生簀の場合は『ろ過装置』、スーパーナチュラルシステム生簀の場合は『スーパーナチュラルシステム』が浄化設備となります。

それ以外の設備については、多少の違いはあれど、各社大きなちがいはありません。

スーパーナチュラルシステム生簀

以下の必要機材を用意して設置していきます。
※当社にご依頼いただいた場合は、当社にて設置を行います。

全体像と必要機材
全体像
全体像
60cmスリムタイプ水槽
60cmスリムタイプ水槽

※写真は60cmのスリムタイプです。

120cmの水槽の場合

用意するもの

  • スーパーナチュラルシステム

    水槽の底に微生物の床を作ります。半永久的に交換する必要がありません。

  • 水槽用塩ビフタ(透明)

    塩飛びや水の蒸発、魚介類の飛び出し事故、異物の混入を防ぎます。

  • 活魚水槽用のクーラー

    ストックしたい生体の水温に応じて、目標水温と水量を考慮して選定します。

  • エアーポンプ+エアチューブ+エアストーン

    水槽内に酸素を供給する役割

  • 各種塩ビ配管+エルボ+塩ビボンド

    クーラーへ通水させる役割を持ちます。

その他必要なもの

  • 海水or 人工海水の素

    海水の塩分の濃さを比重で測る事ができます。数値は1.023 が一般的です。

  • 比重計

    海水の塩分の濃さを比重で測る事ができます。数値は1.023 が一般的です。

  • 玉網

    活魚を取り出す場合に必要になります。

あれば便利なもの

  • 水槽台

    水槽に水を入れた時の重量に耐えられる物を選定します。塩害による腐食に強い物を選びます。

  • ヒーター

    寒冷地やストックする食材の適正水温よりも水温が下がりそうな場合は必要になります。

  • 塩ビ管用コック

    ポンプを停止したり、水の流量を調整する時に便利です。

  • 仕切り板

    同じ水槽に入れたら捕食関係になる場合、隔離して利用できます。

  • 貝かご

    仕切り板同様に、アワビや貝類を分けて収容出来ます。

ポイント

当社の魚が生きる水槽はオーバーフロー水槽を作る必要がないため、置き場所を選びません!

設置時間は一般的な水槽よりも1/2に!

4海水を生簀に入れ、クーラーで水温を合わせる

天然の海水を運んでくる(または業者より購入する)か、天然の海水が手に入れにくい場合は、市販の人工海水の素を使用して海水をつくります。

比重計で塩分を確認しましょう。数値は1.023 が一般的です。

クーラーの温度設定を入れたい生体の生息温度に合わせ、生簀の水温を調整します。

温度計イメージ

5生体を生簀に入れる

水温が生体の生息温度になれば、生体を生簀にいれます。

一般的な生簀の場合、バクテリアが増殖するまで1週間ほど試運転をしてから入れると言われますが、初日から入れても問題はないでしょう。

スーパーナチュラルシステム生簀の場合も初日から生体を投入できます。

水槽イメージ

6メンテナンス

生簀の大きさや生体の種類にもよりますが、120cm水槽の場合、1~2週間に1回は水換えを行ってください。

水換えの際は海水を用意し、水温の調整を行ってから生簀に海水を入れるようにしましょう。

また、半年に1回はろ過材を交換し、配管やホースの洗浄を行ってください。

水換えイメージ

スーパーナチュラルシステム生簀

水分が蒸発したら、蒸発した分の水道水を追加してください。

ゴミ取りマットがありますので、汚れていたら洗うようにしてください。

ポイント

当社の水槽は面倒な水換えは必要ありません。海と同じ浄化システムで水替えなしでも魚を元気な状態に保ちます。

お手入れイメージ

当社が取り扱う「スーパーナチュラルシステム生簀」は一般の生簀に比べて、濾過槽がない分、機材や設置スペースも少なくて済みます。
メンテナンスも初心者でも行えるほど簡単です。スーパーナチュラルシステム生簀を使ってみたい方はお気軽にお問い合わせください。

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