地震・停電時の水槽への対策

地震が起こる前に水槽に行っておくべき対策

まずは地震が起こる前に行っておくべき対策についてご説明いたします。揺れで水槽が倒れてしまわないような対策や、感電などの二次被害を防ぐ対策が必要となってきます。

水槽の下に転倒防止用に耐震マットを敷いておく

耐震マット

耐震マットは耐震ゴム・耐震ゲル・転倒防止マット・・・といった様々な名前で売られています。家具や家電への地震対策として有名なこの耐震マットですが、水槽への地震の際の転倒防止対策としても、このような耐震マットは有効です。

一般的にご自宅でよく利用されている60cmまでの水槽であれば、市販されている家具家電用の耐震マットで問題ありません。

当社では、設置時にオプションで耐震マットを敷いております。ご希望の場合はお気軽にお申し付けください。

コンセント回りは水がかからない工夫を

耐震マット

地震の際は、耐震マットを敷いていても、水槽の水が飛び散ってしまったり、こぼれてしまうことがあるかもしれません。そのような場合にコンセントに水がかかってしまうことがあり、最悪の場合「感電」を起こしてしまうことがあります。

そのような事態を防止するために、コンセント回りには水がかからない工夫を行っておくようにしましょう。屋外用の防水コンセントカバーを使用するのが一番ですが、子供のいたずら防止用のコンセントカバーが数百円という安価で市販されておりますので、そのようなものを利用するのも良いでしょう。

タッパー

程よい大きさのコンセントカバーが見つからない!という方は、タッパーを利用するのも良いでしょう。ケーブルやコンセントも一緒にタッパーにまとめて収納してしまうことができます。

見た目は少し悪いですが・・水槽回りがスッキリとまとまりますし、むき出しの状態よりは確実に安全性が高まります。

ガラスの水槽の場合は飛散防止フィルムを貼る

ひびが入ったガラス

ガラス水槽をご利用の場合、地震の衝撃で割れてしまうことがあります。万が一割れてしまった時でも、ガラスが飛び散ってしまわないように、飛散防止フィルムを貼っておくとよいでしょう。

割れたガラスの破片は、かなり危険です。フィルムを貼っておくことで、けがを防いでくれるでしょう。また、フィルムを貼っておくと、ガラスが粉々にならずに、一気に水が流出するのを防いでくれる可能性もあります。

ガラスの水槽の蓋は塩ビ製に変更して地震による破損を防ぐ

塩ビ製の蓋

基本的にガラス水槽にはガラスの蓋が付いています。ガラス製の蓋は透明度も高く、見た目もきれいですが、地震対策の面から考えると、やはり破損の可能性が高く、安全とは言えません。

地震対策として、普段からガラス製の蓋ではなく、塩ビ製の蓋に変更することをおすすめします。

塩ビ製の蓋といっても、市販されているものはほぼないため、ホームセンターやインターネットで売っている塩ビ板を、既存のガラス蓋のサイズにカットしてもらって使用すると良いでしょう。

破損対策という意味では、アクリル製の板を使うこともできますが、アクリル製の板は透明度が高い反面、時間が経つと反りが出てしまうため、あまりおすすめできません。

水槽の水位はメーカー推奨よりも少なめにしておく

水槽

水槽の水位は少なければ少ないほど、地震への対策といった意味では最善でしょう。しかし、水槽の水位が少ないと見た目も良くないため、見る楽しみの為にアクアリウム水槽を導入されていた場合、あまり良い状態とは言えません。

そのため、メーカー推奨の水位を超えず、少し少なめにしておく程度の対策で良いでしょう。

水槽にはそれぞれメーカーが推奨している水位がありますので、それを超えた水位まで水を入れてしまうことは避けましょう。上限を超えて水を入れてしまうと、ちょっとした衝撃で破損してしまうこともありますので、地震の際に割れてしまうことがあるため注意が必要です。

停電時の水槽へ行っておくべき対策

次に停電時に行わなければならないことについてご説明いたします。地震後は停電が起こることがありますので、地震が収まった後は、停電が起こっているかどうかを確認して、対応するようにしましょう。

万が一停電が起こった際に、できる限りの対策をする事で水槽へのダメージを限りなく減らす事が出来ます。

停電を確認する際は、電源をさわらないように気を付ける

停電

地震などが起きた後、水槽まわりの電源が停電することがあります。

停電の確認をする際は、電源に水がかかっている場合がありますので、絶対に直接電源をさわらないように気を付けてください。水がかかった電源をさわると感電の恐れがあります。

停電した水槽内の酸素供給を補う

乾電池タイプのエアーポンプ

停電になってまず心配になるのが、水槽内の酸素の量です。熱帯魚や海水魚、その他の生体は酸素が無いと必ず死んでしまいます。釣りで釣った魚や、金魚すくいで買った魚が「持ち帰る迄に死んでしまう」という事が良くありますが、ほとんどの原因が酸欠による衰弱です。

停電時の酸素の供給手段として、手軽に導入できるのが、乾電池タイプのエアーポンプです。価格も1,000円前後とリーズナブルで、主に釣りの生き餌をキープするのに利用されることが多い商品です。引っ越し時の魚の運搬や移動の時に使えたり、自分で魚や生き物を採取する場合も重宝します。

他に簡単な方法として酸素の出る石等がありますが、効果の持続時間も短く、水槽の容量が大きかったり、生体の数が多い場合はあまりお勧めできません。

ヒーターの代わりになるもので停電した水槽の水温低下を極力防ぐ

発砲スチロール板

夏場であれば、さほど心配する必要はありませんが、寒い地域や寒い季節に温度の低い場所に水槽を設置している場合はヒーターが使えなくなりますので、水温低下の対策をしましょう。

発砲スチロール板等の断熱性の高い素材を使って、水槽の四方を囲むことで、温度が下がるのを最小限に抑える事ができます。停電時に発砲スチロール等の素材が無い場合は、段ボールを重ねて利用したり、梱包用の緩衝材や毛布などで応急処置を施しましょう。

また、普段から水槽の正面以外の三方を発砲スチロール板で囲んでおくことで節電対策にもなります。水槽自体の美観を損なう恐れはありますが、ヒーター代を節約したり、万が一の緊急時の対応も楽にする場合はこのような対策をしていると安心かもしれません。

停電時の水槽を完璧に維持する方法

蓄電池

携帯電話の充電や液晶テレビ、PC等にも使える家庭用の蓄電池を、停電した水槽に使用するのも良いでしょう。家庭用蓄電池があれば、普段使用している水槽まわりの機器のコンセントを差し替えるだけで解決します。

価格は容量や性能にもよりますが、国内メーカー品で10万円~と少し高価ですが、大変便利です。国内メーカー品の一例で言うと、6時間の充電でスマートフォンの充電が50時間分、扇風機が約5時間稼働します。水槽まわりの設備であれば環境にもよりますが、60cm水槽で照明はOFFの状態で4~6時間は対応できてしまいます。

さらに上記の断熱処理を行う事で尚持続しますので、これを組み合わせれば停電時の一番有効な対策と言えます。

HONUMI

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